あらすじ
※小説「千秋楽まで、あと」の劇中劇の脚本です。
あの古屋敷には、幽霊“首吊り男”が出るーーー。
絵を描くことが好きな青年ヘンリーは、田舎町の刺激のない退屈な日々を過ごしていた。
ある日、ヘンリーは新しく出来たアイスクリーム屋さんに訪れた。この辺鄙な街には珍しい身なりをした紳士「ロイド」と出会う。
その長髪から覗く綺麗な顔、整ったみなり、何よりも柔和な態度に、ヘンリーは魅了されていき、絵のモデルを頼むことになる。
そんな時、親友のリチャードがある幽霊屋敷の噂を持ってくる。なんでも街の賑わった場所からは外れた、古びた屋敷には首吊りの幽霊が出る、などの馬鹿げた話だった。
その話を聞いたヘンリーは少し、恐ろしくなった。
ロイドが住んでいる、と話してくれた場所と近かったからだ。