あらすじ
マリーア•トノール伯爵令嬢は、ほのかに思いを寄せていた、ダステム•リンドーネ侯爵令息に求婚される。
けれど、婚約後のダステムはまるで人が変わってしまったかのように、マリーアに対して横柄に振る舞うようになっていた。
「地味だけど従順なマリーアは、結婚後浮気をしても許してくれる理想の相手。女として選ぶなら妥協という言葉がピッタリだ」とダステムが友人に話しているところを聞いてしまう。マリーアは徐々にダステムに対しての恋心が冷めていく。
しかしマリーアの父親は婚約破棄は一族の恥として一切聞く耳を持とうとしない。
そんな折、ダステムは意図的にマリーアを壁の花に仕立て上げた事を知る。マリーアが初めてダステムに刃向かった時、マリーアは一生消えぬ傷を負う。
心にも消えぬ傷を負ったマリーアは、田舎町であるシューリムで暫く療養することになる。シューリムに滞在するマリーアを、幼友達のリシュエルが元の明るいマリーアに戻れるよう元気づける。
懐かしいシューリムで過ごす時間は、両親の思いを知るきっかけとなり、家族の確執も少しずつ解れていく。
輝かしい時間は終わり、無情にも王都に戻る日が近づいてきた。
そんな時、全てがひっくり返る出来事が起こる。