あらすじ

始まりの距離は、膝枕だった。  純粋で一途な男子高校生、青葉颯介(あおばそうすけ)は夏休みを利用して祖父のいる街を訪れ、熱中症で倒れてしまう。 そんな彼を助けたのは個人経営の喫茶店店主、二階堂雪乃(にかいどうゆきの)だった。  彼女の営む二階堂珈琲庵で、颯介は膝枕をされた状態で目覚める。 くせのあるダークブラウンのセミロングヘア―、自分を真上から覗き込む無気力な黒い瞳にかかる長い前髪と小さな息遣い、そして、頭に感じる彼女の柔らかさとあたたかさ。 ミステリアスかつ気だるげに、ダウナーな雰囲気ながらも自分の事を心配し気遣ってくれる雪乃に、颯介は一目惚れをしてしまい――。 「……好きです。お姉さんの事が、好きです!」  ――思わず、告白をしてしまう。 「……ごめんね、そういうの……よく、わからない」  当然ながら、突然の告白を彼女は受け入れかった。 「……でも、好きって。……もう一回、言って?」  しかしその耳は、真っ赤に染まっていて――。  これは一途で真っ直ぐな少年と、好きを信じられない無気力ダウナーお姉さんの……一夏の、告白から始まる甘い甘い物語。

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カクヨム
カクヨム2026/02/11
  • 現在の作品バイト先の無気力ダウナーお姉さんに告白したら、距離が1cm縮んだ