あらすじ
195X年、ある大国の機密研究施設から忽然とウランが消失した。幾重にも厳重なセキュリティを備えていたにも拘らず、である。敵国スパイの暗躍、政敵の陰謀を疑いつつも、事件を解決できない管理責任者はある男に調査を依頼した。
『原爆の開発に成功し、それを使わせないことに失敗した男』、レオ・シュピッツである。2つの大戦と冷戦を予見した明晰な頭脳は、核開発による軍部との対立から、富も名声も得ることなく閑職へと追いやられていたのだった。依頼内容を聞いたシュピッツは、あろうことかこの事件は既に解決済みだと言い放つ。
※タイトルの誤りは故意です。この作品はフィクションで、実在する人物などとは一切関係ありませんが、戦後を扱っていますので規約遵守のための措置です。