あらすじ
世界一のプロゲーマーとして名を馳せたダイゴは、世界大会優勝の瞬間に突如異世界へと転移してしまう。
手元に残されたのは、勝利を掴んだ愛用のコントローラーと充電ケーブルのみ。魔法もスキルもステータス画面すらない“最弱の一般人”として放り出されたダイゴは、森の中で偶然見つけたゴブリンの死体にケーブルを刺すという突拍子もない行動を取る。
すると死体は光に包まれ、美しい銀髪の少女――リリアへと変貌。
彼女は「原型種」と呼ばれる特別な存在であり、ダイゴの持つ“神具”によって本来の姿に戻されたのだという。
しかしリリアは自律行動ができず、「主の操作がなければ動けない」と告げる。
その言葉をきっかけに、ダイゴはコントローラーでリリアを操作できることに気づく。
スティックを倒せば動き、ボタンを押せば攻撃する――まるでゲームキャラのように。
やがて現れる敵ゴブリンたち。
ダイゴはゲームで培った反応速度とコンボ知識を駆使し、リリアを自在に操って撃破する。
異世界での“チート能力”は、まさかの「美少女をコントローラーで操作する力」だった。
ダイゴはリリアと共に旅を始めるが、次第にこの世界には“原型種”と呼ばれる存在が複数おり、彼らを歪めてゴブリンや魔物に変えてしまう“呪い”が広がっていることを知る。
そしてダイゴのコントローラーは、その呪いを解除し原型種を救う唯一の力を持っていた。
各地で魔物化した原型種を救いながら、ダイゴはこの世界の真相へと迫っていく。
なぜ自分が呼ばれたのか。
なぜコントローラーが神具として機能するのか。
そして、原型種を呪った“黒幕”の正体とは。
ゲームの腕前だけを武器に、ダイゴは異世界の運命を左右する戦いへと巻き込まれていく。