あらすじ
賞金稼ぎの青年・ソラは、
「殺してもいい相手」だけを選んで人を殺している。
それは正義のためでも、復讐のためでもない。
秩序局が発行する手配書――
そこに名前が載った相手なら、殺していい。
そう信じることで、彼は自分の衝動に折り合いをつけて生きてきた。
淡々と依頼をこなし、街で普通の生活を送り、
そしてまた次の首を狙う。
それが、彼にとっての「日常」だった。
だがある日、大規模な盗賊団の討伐依頼を受けたソラは、
その野営地で“殺す理由のない存在”と出会ってしまう。
なぜ自分は人を殺すのか。
なぜ、殺してはいけないと感じる相手がいるのか。
答えの出ない違和感を抱えたまま、
ソラは今日も手配書に目を落とす。
これは、
「殺してもいい命」とは何なのかを、
自分でも分からないまま探し続ける男の物語。