あらすじ
京都・四条河原町の古書店「灰彩堂」。
店主であり大学非常勤講師の灰原句読は、歴史と文化に精通する穏やかな推理家。
店や京都の街で起きる、些細な紛失や勘違い、思い込み――一見平凡に見える日常の裏で、人々の心理が巧妙に絡み合う。
読者は灰原とともに、京都の伝統文化や路地裏の風景、古書や骨董の知識を手がかりに、ミステリーを解き明かしていく。
シリーズの各話は、事件解決後に灰原が大学で学生たちに「心理と文化の読み解き方」を講義する形式。
小さな事件の背後に隠された人間心理と文化の価値を、丁寧に描く、京都発の本格心理ミステリーシリーズ。