あらすじ
201X年、アムステルダムで大規模テロが発生した。後に「ライト・デイ」と呼ばれる大虐殺にマルコ・コンドーは家族を奪われ、自身も傷を負う。犯行グループの特定すら出来ぬまま8年が過ぎる頃、マルコは軍を除隊し、神父として孤独に暮らしていた。
ある日、軍籍中に知り合ったシステムエンジニア、ベッキー・ベイカーが訪ねてくる。
「開発したAIが神父様に懺悔を聞いてほしいってきかないの」
「……そんなことってありえるのか?」
常識ではありえない現象に首を傾げつつ、マルコはベッキーの依頼を受け入れる。
連れてこられた空間にいたのは、不自然なほどに瞬きをしないローティーンの子ども。
「君は……?」
「………何も聞かされていないんですか?」
その正体はマルコと同じ様にライト・デイに巻き込まれた兄妹----の、体のパーツを寄せ集め、「ミュート(MUTE)」と呼ばれるシステムで補完した存在。
肉体を持つAI、〝アムリタ〟だった……
もしもユーザーの質問に答えてくれる音声アシスタントサービスの奥に繊細な心を持ったAIがいて、ユーザーの質問全てを真面目に取り合っていたら?…から始まり、AIを人間に近づけるとは一体どういうことなのか?につなげたい、緊張しいですぐしょげる〝体のあるAI〟と、気にすんな精神の神父様のアニメ1、2話分をイメージした小説+展望メモです。
よろしくお願いいたします。