あらすじ
「死んでも妻と話したい」その一心で作ったシステムが、世界を敵に回す兵器になった。
2058年、夏。
世界シェア80%を誇る半導体メーカー創業者・**滝沢五郎(55歳)**は、狂気的な愛妻家だった。
「自分が死んだ後も、25歳下の妻や幼い息子と話したい」
そんな純粋すぎる動機で、彼は多摩の地下深くに、死者の人格を再現する禁断のシステム『プロジェクト・イザナギ』を完成させる。
しかし、その技術と、彼の息子・**光(5歳)**に秘められた「特異点(シンギュラリティ)」級の才能を狙い、中国マフィアとCIAが牙を剥いた。
妻の不倫疑惑(誤解)、襲い来る特殊部隊、そして絶体絶命の包囲網。
五郎を救ったのは、量子物理学の天才であり、密かに彼を想い続けていた女性・新田サクラだった。
「私の夢は、王子様のキスで目覚めること」
凶弾に倒れた五郎を救うため、サクラが選んだ禁断の「量子転送」とは?
そして、肉体を捨てて電子の海(システム)へ飛び込んだ彼女と五郎がバディを組んだ時、世界最強の諜報機関への大反撃が幕を開ける!
天才科学者×電子の白雪姫(AI)×最強の主婦。
愛と物理学ですべてを蹂躙する、近未来サイバー・サスペンス!第1部完結