あらすじ
―― 十年前、僕は友達を殺しました。
一人の少年の死の謎を巡る三者三様の世界を描いた、芥川龍之介の『藪の中』で使われた内的多元焦点化の手法を用いた錯綜ミステリー。
第一部は加害者による小説で、「僕」と被害者の出会いから死までが語られています。
第二部は「先生」からの手紙で、そこには少年がいじめによって死んだのではなく、事故によって死んだという事実が綴られています。
第三部は「被害者」の日記で、そこには死んだ少年の気持ちが描かれています。
※本作は結末のないリドル・ストーリーなので、最後まで読んでも真相は一切明かされません。