あらすじ
三流貴族の三男に生まれた少年アルノーには、剣の才も潤沢な魔力もなかった。
ただ一つ——「形」の違和感に気づいてしまう目を持っていた。
魔法陣は対称であるほど美しく、正しいとされる世界。
だがアルノーは知ってしまう。
どれほど整った形でも、崩れるときは崩れるのだと。
魔力が足りないなら増やすのではなく、形を変えればいい。
揃えすぎれば壊れるなら、揃えなければいい。
これは、才能も血統も持たない少年が、
世界の「正しさ」そのものを静かに問い直していく物語。
※本作は静かに積み上がる長編です。
※チートや俺強い系でも無いです