あらすじ
明日、その命は突如として奪われるかもしれない------。
命の灯火が脆弱であるが故に、人間などの他の生き物の命の灯火に寄生することで生命を繋ぐ民族、『キホロワ』。
「寄生主が死ぬまで」という先の見えない生命をもち、同族で大陸の中心に里を形成して平穏に生活している。
キホロワの里に生まれるが『寄生無用民』であったために里を追放され、人里の古書堂に身分を隠して転がり込んだキホロワの少女ユネリナはある日、キホロワの里の発展に大きく貢献したキホロワ初の『寄生重複須要民』、ロチアーレの手記を手にするキホロワの青年ヒオレーに出会う。
ユネリナは、一方的な厚意で恩着せがましく迫るヒオレーに、強引に旅に連れ出される。
利害関係で結びついたふたりは、それぞれの目的を胸に、ロチアーレの創造した〈永魂楽園都市〉への到達を目指す---!