あらすじ
十二人兄弟の中で剣技一番、魔導三番という並外れた才を持ちながら、王家の伝統である「詠唱魔法」の限界に苛立っていた王子カイル。彼は更なる高みを目指した修行の最中、呼吸するように魔法を放ち、神速の剣を振るう平民の少女リーネと出会う。
カイルは彼女の「完全無詠唱」こそが真理だと確信し、身分を超えて弟子入り。直伝の三段階強化法**『アクセル』『マッスル』『ブースト』**を体得し、常識を超越した魔法剣士へと覚醒する。しかし、帰還した二人を待っていたのは、平民を蔑む王妃の涙ながらの説得と、王宮が差し向ける三千人の騎士団だった。
王妃は母としての情愛を武器に、泣き落としでリーネに身を引くよう迫る。しかし、カイルの揺るぎない愛と、三千の騎士団を一人で無力化する圧倒的な武力を前に、王妃もついに自らの非を認め、二人は涙の和解を果たす。リーネは「貴族教育」を、王妃はリーネから「護身術」を学ぶという奇妙なスパルタ修行を通じ、二人は実の姉妹のような絆で結ばれていく。
最後には、反対派の公爵一派をその権力ごと粉砕し、王家全員を最強へと鍛え上げたリーネとカイル。二人がもたらした「無詠唱」の革命は、大陸全土を永遠の平和へと導く神話となった。これは、高みを目指した王子と、彼を真の覇道へと導いた最強の少女による、王宮変革ハッピーエンドファンタジー。