あらすじ
海運商家の令嬢マレナは、造船技師を目指してギルドで修行中。
そのせいで、お見合いのたびに婚約破棄を繰り返してきた。
それでも大きな船を作る夢は諦められない。
ギルドで小型船の設計を描き、先輩技師セルジオに手直ししてもらいながら腕を磨く日々。
王立工学学院に合格したマレナは学業優先で頑張りたいが、両親からの結婚の話は止まらない。
そんな中、セルジオが手掛けた新造船の浸水式の日。
帰り道で「デルフィニウムが好き。花言葉は大きな夢なんです」と話したマレナ。
後日、ギルドに飾られていたのは、デルフィニウムの花。
――そして気づくと、マレナの両親は結婚の話をしなくなっていた。
夢を追う少女と、先輩技師の、不器用で静かな恋の物語。