あらすじ

咲希(さき)は、仕事を休み始めてからしばらく経つ。 何もする気が起きず、布団の中で動画を眺めるだけの日々。 そんな彼女の日常は、ある日、キッチンのコンロ壁から「手」が生えたことで一変した。 白くて、細くて、綺麗な左手。 言葉は通じない。けれど、みかんやグミを渡し、そっと手を重ねるうちに、二人の間には不思議な交流が生まれていく。 レフトさんと名付けたその手は、時にお菓子をねだり、時に共に料理をし、そして時に、痛々しい傷を負って現れることもあった。 これは、壁の向こうにいる誰かと「手」だけで繋がった、一ヶ月ちょっとの物語。 誰かのためにコンロの前に立つ日々の中で、止まっていた咲希の時間が、少しずつ動き出していく。 カクヨム。Caitaにも投稿しています。

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小説を読もう2026/02/10
  • 現在の作品キッチンコンロと左手のレフトさん