あらすじ

病に伏した父王に代わり、「国王代理」を名乗った第一王子アルシオン。 異国の血を引き、幼少期に革命軍の捕虜となった過去を持つ彼は、王宮でも、民からも、忌避される存在だった。 誰にも愛されず、必要とされず——それでも彼は、玉座の前に立った。 「玉座を奪ったのだ」という噂が、息を潜めた宮廷を駆け抜ける。 沈黙をまとった王子。 支配の網を広げる宰相。 記録から消される地方の反乱と処刑名簿――。 形式だけの署名を迫られたアルシオンは、紙の上に並ぶ名ではなく、 その向こうにある命を見ようとする。 だが、彼の一挙手一投足が、王宮の均衡をわずかずつ崩し始めていた。 空白の玉座をめぐり、 王子と宰相、そして姿を消した弟とレガリアが、静かに王国の中心を揺さぶっていく。 沈黙の王子は、玉座に座るのか。 それとも、“革命”を選ぶのか──。

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カクヨム
カクヨム2026/02/10
  • 現在の作品太陽のレガリア 異端の王子と革命の徒