あらすじ
この世界では「魔法」は学問でも呪文でもない。
生まれながらに持つ異能力。
人の思考、意思を宿した結果として発現する現象だ。
生物は皆、魂の奥底に「核《コア》」を宿している。
核は生まれながらに存在する魂の中枢であり、その者の本質・欲望・恐怖・願いを凝縮した存在だ。
核の性質によって魂の形は変質し、結果として発現する力も異なる。
純粋な魂は透明や光に近い形を保ち、歪んだ感情を抱く者の魂は獣や異形の輪郭を帯びる。
強い執念や覚悟を持つ者ほど、魂は鋭く、濃く、現実に干渉する力を得る。
魔法とは、核を通して魂が世界に働きかける技術である。
つまり――
核《コア》とは力や才能ではなく、心の在り方そのものなのだ。
核は性質ごとに大別されるが、能力そのものは必ず二つと存在しない。
しかし中には幼い頃から干渉し自ら変異する者もいる。