あらすじ

辺境伯爵家の令嬢リュシアは、王太子アルベルトの婚約者――のはずだった。だが舞踏会の夜、彼は“聖女”と名乗る少女を隣に立たせ、公開の場で婚約破棄を宣言する。 泣いて縋れ? 冗談じゃない。リュシアの仕事は国境監査官。条約、戸籍、通商、税。国を動かすのは剣ではなく紙だと知っている。 彼女はその場で微笑み、たった一言を求める。――「婚約解消の文書、正式な写しをください」 署名と印璽が揃った瞬間から、王家は“詰む”。 侮られた令嬢は、法律と契約で帝国の矛盾を可視化し、合法的に崩していく。そんな彼女に手を差し伸べたのは、敵国の宰相補佐――冷徹と噂される男だった。「君の正しさは、国境の向こうでこそ必要だ」 これは、涙の代わりに条文を武器にする令嬢の、痛快で甘い逆転恋愛譚。

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小説を読もう2026/02/10
  • 現在の作品国境監査官令嬢は、離縁書類で帝国を詰ませる