あらすじ
西暦一九二年、長安。
魔王・董卓は、愛と裏切りの果てに呂布の刃を受け、歴史の闇へと消えた――はずだった。
次に目覚めた時、彼が宿っていたのは、令和の日本を生きる絶世の美少女モデル「恋問持子」の肉体。
美貌、若さ、そして底なしの胃袋。
かつて天下を喰らった怪物は、今度は現代社会とグルメを舞台に、新たな覇道を歩み始める。
芸能界という戦場、代官山の高級レストラン、未知の料理との邂逅。
サラダに困惑し、ピザに覚醒し、肉と甘味に理性を溶かしながら、魔王は確信する。
――この時代、なまら気に入った。
これは歴史の続編ではない。
滅びたはずの魔王が、美と欲望を武器に「令和」を征服しようとする、
食欲と傲慢に満ちた転生譚である。