あらすじ

作品紹介(あらすじ) 四十二歳。かつての輝きを失い、「うつ病」という暗闇の中にいた響子。 自分の靴の先だけを見て歩く彼女が、心の病院の待合室で再会したのは、二十年前の同級生・佐伯健太だった。 「僕が連れていくよ」 運転もできなくなった彼女を、健太は古いミライースの助手席に乗せ、のんびりと一般道を走り出す。 姿の見えないカワウソ。 千葉と茨城を間違えた牛久大仏。 人生初の手紙。 そして、赤いヘアクリップの約束。 静かに重なり合う、二人の再生の時間。 けれど、その穏やかな物語の裏側には、もう一つの、あまりにも切実な「真実」が隠されていた――。 最後に明かされるのは、優しくて、あまりにも切ない物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/10
  • 現在の作品25年後の待合室