あらすじ

料理人として働いていた女性は、 ある日、料理人の服装のまま、異世界へ転移した。 剣も魔法も使えない。 特別な力もない。 あるのは、鍋ひとつと、長年の台所の感覚だけ。 戦の前線では、負傷兵に胃に優しいスープを。 農村では、誰でも作れる大衆食を。 街では、保存と流通を支える料理を。 王都では、制度になる前の「当たり前」を。 彼女は戦わない。 命令もしない。 ただ、ゆっくり鍋をかき混ぜるだけだ。 けれど、料理の匂いは、 人を立ち上がらせ、国を持ちこたえさせ、 いつの間にか、戦争そのものを遠ざけていく。 無自覚で、優しすぎる料理無双。 剣より包丁が役に立つ世界で、 今日もまた、鍋から未来が立ちのぼる。

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小説を読もう2026/02/10
  • 現在の作品『鍋ひとつで、王国を救ってしまった件』(連載版)