あらすじ
大学中退、無職。
「夢はありますか?」という質問から逃げ続ける23歳・橘夢乃。
ある雨の夜、彼女は存在しないはずの古書店に迷い込み、
〈夢喰いの図書館〉と呼ばれる異界へ招かれる。
そこは、人々が忘れた夢や、叶えられなかった物語が
“本”となって眠る場所。
夢を失った者だけがなれるという《夢喰い司書》として、
夢乃は他人の夢を読み、物語を完結させる仕事を始める。
だが、夢を途中で放置すれば、それは“悪夢”となり、
現実世界を侵食してしまう——。
「誰かの夢を救うことが、
自分の人生を救うことになるなんて思わなかった」
これは、
夢を諦めた少女が、他人の夢を救いながら
自分自身の物語を取り戻していく、
切なくて少し優しい、成長の物語。