あらすじ
無自覚に...吐いた言葉は戻らない。
日常のわずかな合間に「心の地雷」を踏み抜いた者だけが辿り着く場所がある。
看板のない診察室、通称「心察室」。
そこに鎮座するのは、冷徹なまでに客観的にな視点を持つ謎の男・心情解理(しんじょう かいり)。
彼は、言葉の暴力によって窒息しかけた関係や、歪んだ自己愛を、過去の対話から再構築して「解剖」する。
正論という名の凶器。
優しさを装った依存。
無自覚なマウンティング。
訪れる「患者」たちは、解理が突き付ける残酷な診断結果に、己の醜悪さと向き合うことを強いられる。
提示されるのは、決して破ってはならない「ルール」。
これは、あなたの隣に潜む「心の地雷による病」を射抜く、連作サイコ・ミステリー。