あらすじ

※このお話は、今後発表予定の『結婚と算盤~新妻の百貨店経営奮闘記~』の中の一部です。 シーズンなので、ちょっとだけ公開することにしました。 いずれ公開する本編(たぶん4月か5月)を思いながら読んでいただけると幸いです。全7話※ 博多の古い商家・太田家の三女、奈江(なえ) 父の「いちばん良か商い」の一言で、東京の財閥・岸田家へ嫁ぐことになる。 相手は十五歳年上の当主・岸田朔之介 ――けれど祝言の席で、新郎の座布団は空いていた。夫の顔すら知らぬまま、奈江の東京での生活が始まる。 嫁ぎ先で与えられたのは、銀座の巨大百貨店「幾志屋百貨店」。 名目上は社長。 だが支配人たちは「奥さまがお仕事をなさることなどございません」と丁重に遠ざけ、奈江は、ただ淡々と日々を消費していく。 退屈に耐えきれなくなった奈江は、下女の梅とこっそり百貨店へ。回転扉の向こうの香水の匂い、舶来小物のきらめき、食堂から見下ろす東京の街 ――その眩しさに、自分は「お飾り」などではない! と、奈江の商家の娘として培った勘と帳場の血が沸き立った。 結婚を「商い」にされた花嫁が、商いで自分の居場所を作り上げていく――文明開化の匂いが渦巻く大正東京を舞台にした、お仕事×恋(予定)×成り上がりラブコメ。

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カクヨム2026/02/09
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