あらすじ
《きさらぎ駅 0番線》
読者への禁止事項
【禁止事項 一】
終電で読まないこと。
「走行音と鼓動が重なるため」
【禁止事項 二】
空席のある車両で読まないこと。
「読者の視点が物理的な席と同期する可能性がある」
【禁止事項 三】
“帰りたい”と思いながら読まないこと。
【禁止事項 四】
途中で読むのをやめないこと。
「未確定のまま放置された席は、最も不安定である」
【禁止事項 五】
鏡の前で読まないこと。
「視点の二重化を防ぐため」
【禁止事項 六】
シリーズを最後まで読んだ人は、
誰かに勧めないこと。
「勧めた時点で、あなたは駅員側になる」