あらすじ
公務員志望なのに、面接だけがどうしても通らない――。
言語オタクで、嘘がつけず、要領も悪い新卒・佐藤誠。就活連敗中の彼がようやく拾われたのは、内閣府外郭団体「英協(えいきょう)」だった。
英語を活かせる仕事だと思って入社した初日。
彼が放り込まれたのは、怪獣・異星人・ヒーローが日常的に暴れる組織――英雄協会の「事後処理係」。
仕事は戦わない。救助もしない。
やるのは被害認定、責任割合の算定、異星語契約書の読解、証拠ログの精査、そして山のような報告書作成。
相棒は、元・政府公認ヒーロー候補の問題児、城崎純。
武闘派で情に厚いが、出世コースから外れた現場叩き上げ。
根拠がなければ一歩も動けない新人事務官が、
現場の真実を拾い集め、書類で戦い、言葉で世界を守る。
これは、ヒーローの“後ろ側”で起きている、
もうひとつの戦いの記録。