あらすじ
浅羽律は完璧だ。
成績優秀、要領よく、人当たりも良い。
困っている人にはさりげなく手を差し伸べるし、
誰とでもうまくやれる。
――ただし、本気で誰かを想ったことは、一度もない。
そんな律のクラスに、転校生の七瀬凛がやってくる。
クラスから距離を置かれる彼女に、
律はいつも通りの完璧な優しさで話しかけた。
「――そういうの、やめてくれない?」
完璧を、初めて拒絶された日。
律の中の何かが、軋み始める。
不器用に、格好悪く、壊れながら。
それでも「本気」で誰かに向き合うと決めた少年の青春が、
やがてクラス全体に伝染していく。
完璧さを捨てた先にある、本物の青春ラブコメ。