あらすじ
高校二年生の葛城悠馬は、クラスで「氷姫」と呼ばれる美少女・灰野廻から毎日冷たい視線を浴びせられていた。
理由は分からない。ただ、彼女が近寄りがたい完璧超人であることは確かだった。
ある日、隣町のファミレスで偶然、バイト中の灰野さんを目撃してしまう。しかも、僕が読んでいたのはきわどいコミック――。
お互いの秘密を握った二人は、喫茶店で話すことに。
そこで灰野さんが告白したのは、驚愕の事実だった。
「私もやってるの。エンジェルオーダーを」
彼女は、僕と同じソシャゲのプレイヤーで、しかも月5万円をガチャに溶かす廃課金少女だった!
僕が当てたのを聞いては、負けじとガチャにつぎ込んだ結果らしい。勝ち負けなどないゲームではあるが、彼女にとっては違っていた。
「責任をとって、手取り足取り指導して」
廃課金少女になったことを僕の責任と断じて、強引に指導することを要求してくる彼女。指導といっても何をしていいのかわからない僕だが、その場を収めるために渋々承諾する。
誰にも言えない、僕たち二人だけの放課後が始まる。