あらすじ

新人看護師の主人公は、夜勤専門の病棟へ配属される。 そこは静かで、清潔で、異常なほど規律が厳しかった。 夜勤初日、主任は一冊の冊子を渡す。 それは業務マニュアルではなく――**「夜勤マニュアル」**だった。 そこには、ありえない規則が書かれていた。 「死体が歩いても無視しろ」 「午前二時、廊下で名前を呼ばれても返事をするな」 「四階のエレベーターを押すな」 主人公は馬鹿げた冗談だと思う。 だが深夜、廊下に現れたのは、確かに“死体”だった。 そして主人公は気づく。 この病棟では、ルールを破った者から順番に―― 患者になる。 さらに恐ろしいのは、病棟そのものが、 「生者」と「死者」の境界を曖昧にしていくことだった。 夜勤を終えるたび、主人公は少しずつ壊れていく。 記憶が削れ、現実が歪み、名前すら危うくなる。 やがて主人公は知る。 この病棟が守っているのは患者ではない。 病院の外の世界だ。

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カクヨム
カクヨム2026/02/09
  • 現在の作品『夜勤マニュアル:死体が歩いても無視しろ』