あらすじ

同じ教室で、同じ時間を過ごしている。 それだけなのに、どうして彼女は特別なんだろう。 授業を受けている横顔や、ノートを取る仕草。 ただそれだけの光景なのに、気づけば目で追ってしまう。 入学してから、ずっとそうだった。 好きなのかと聞かれたら、たぶん答えられない。 釣り合うはずがないと思っているから、 自分から距離を取っているだけなのかもしれない。 それでも、彼女の近くにいると、 胸の奥が少しだけ温かくなる瞬間がある。 理由はわからない。 ただひとつ確かなのは―― あの日、寒空の下で飲んだココアの味だけは、 今もはっきりと覚えているということだった。

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小説を読もう2026/02/09
  • 現在の作品ココアの温度は琥珀色で外の温度は瑠璃色 ――彼女は、僕の初恋に似ている