あらすじ
ブラック企業で磨り減り、実の両親からは搾取され続けてきた青年・園田拓真。
最愛の妹・雪奈を自由にするために泥を啜ってきた彼は、お盆の夜、不可解な怪異に巻き込まれ、妹と共に異界へ転移。
そこは、個人の資質が「職能(ジョブ)」として具現化される残酷な世界だった。
妹・雪奈に与えられたのは、誰もが称賛し、誰もが縋る王道の聖職。
対して、妹を守るはずの拓真に発現したのは、使い道すら定かではない蔑みの象徴──【不遇職】。
かつて自分を逃がしてくれた兄への執着を深め、過保護なまでに拓真を管理しようとする雪奈。
守られる側へと転落し、己の無力さに歯噛みする拓真。
しかし、絶望的な敗北と、死の淵での泥臭い足掻きが、拓真の中に眠る「不遇」の真価を呼び覚ましていく。
これは、子供のままでは生き残れない異界で、一人の男が「守られる者」から「覇者」へと成り上がる物語。
そして、強くなっていく兄の背中に、妹が初めて「一人の男」としての体温を感じ、惹かれていく──禁忌と再起の物語。
※実妹ヒロインが嫌な方はブラバ推奨。
処女作を読み返してたら改稿したくなったので、まぁ、適当に。読みたい人だけ読んで。
仕事忙しくなって止まったらごめん。
コンテスト向けの読み合いはしないから悪しからず。