あらすじ
名取八重子、85歳。名だたる王侯貴族の家庭教師として、紳士淑女を育て上げました。その最後の教え子である皇女殿下の婚儀が無事終了し、余生を愛猫まりとのんびり暮らそうと決めたところに、異世界に召喚されました。召喚したのは、滅亡寸前のクライン王国の王妃マリア。異世界に転生したが、元は八重子と同じ世界に八重子の生きた時代の数十年後に生まれたのだと言う。王妃マリアの願いは一つ、クライン王国の滅亡を回避するために、異世界へ転生直後のマリアに淑女教育を施すこと。転生当時のマリアは16歳、教育も風習も習慣も、何もかもが八重子の生きた時代とは違い、八重子の家庭教師人生ではまさにありえない、よく言えば革新的、普通に言えば非常識の塊のような彼女を淑女に変えて王国の滅亡を回避できるのか。85歳八重子と16歳麻里亜の攻防戦が今、始まる・・・かもしれない。