あらすじ
とこちゃんは十四歳。
長いあいだ重い病気でベッドの上にいた。
ある日、お父さんが小さなウサギのぬいぐるみを買ってくれた。
その名前はジャック。
夜、眠るとこちゃんのそばに、もう会えないお母さんがやってくる。
とこちゃんには見えないけれど、お母さんはジャックに言った。
「神様が、とこちゃんに一日だけ元気な日をくれるって。」
その日、とこちゃんはどんなふうに生きるかで、天国でお母さんに会えるかが決まる。
ジャックはとこちゃんだけに話しかけられる不思議な力をもらい、二人は一緒に冒険を始める。
追いかけてくる看護師や不思議な人たち。
でもとこちゃんは、逃げながらも笑ったり、びっくりしたり、泣いたりしながら、
その一日をぎゅっと生きる。
ジャックととこちゃんだけが知っている、
小さな奇跡の二十四時間。