あらすじ

自由とは、力を持つことだと思っていた。 それを手に入れるまでは。 ある日の夕暮れ、平凡な高校生の「僕」は、人を簡単に殺せてしまう“力”を手に入れる。 拾ったのか、奪ったのか――そんなことは重要じゃない。 確かなのは、それが世界の見え方を一変させたということだけだった。 誰にでも向けられる。 引き金を引く理由も、正義も、必要ない。 ただ「できてしまう」という事実が、日常のすべてを歪めていく。 友達との何気ない会話。 放課後の誘い。 静かな校舎裏。 その一つ一つに、「撃ち殺す」という選択肢が並び始める。 使わなければいい。 持っているだけなら、何も変わらない。 そう言い聞かせながらも、力を手放すことはできない。 自由を得たはずなのに、心はどんどん不自由になっていく。 本当に自由なのは、選べることなのか。 それとも、選ばないと決め続けることなのか。 これは、 力を持ってしまった少年が、 “何をするか”ではなく、“何をしないか”を選び続ける物語。 自由は、答えの出ない問いだ。 そして今日もまた、選択肢は消えない――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/09
  • 現在の作品タイトル未定2026/02/09 00:02