あらすじ
世界最強の吸血鬼「真祖」である少女・エリー。
かつて彼女は、ただ守られるだけのか弱い存在だった。
だがある日、彼女は知ってしまう。
自分を守り続けてくれた粗野な傭兵・レオンが、彼女を救うために一万回もの「死のループ」を繰り返していたことを。
そして一万一回目の世界。
彼女が目覚めたとき、レオンはどこにもいなかった。
彼は彼女を救う代償として、「存在そのもの」を世界から抹消されたのだ。
誰も彼を覚えていない。歴史にも記録されていない。
この狂った世界で、ただ一人、エリーだけが彼の温もりを覚えている。
「ふざけないで。勝手にハッピーエンドにして消えるなんて、許さない」
これは、幼き姿に戻った最強の吸血鬼が、錆びついた剣と魔法、そして硝煙の匂いが漂う荒野で繰り広げる、愛と復讐の旅路。
因果律をねじ曲げ、神の棺をこじ開けてでも、あの「バカな傭兵」を取り戻す。
――新しいゲームの始まりだ。