あらすじ

戦場で生き残ることだけを教え込まれてきた一人の兵士がいた。 異世界に召喚された彼は、勇者でも救世主でもなく、ただ“兵士”として戦うことを選ぶ。 勝つことよりも、生き残ること。 誉れよりも、目の前の命を守ること。 それが彼の戦い方だった。 やがて彼は幾つもの戦場を潜り抜け、仲間を得て、民から英雄と呼ばれる存在になっていく。 だが、戦場は彼に勝利だけを与えはしない。 守れたものと同じだけ、守れなかったものもまた、確かに積み重なっていった。 戦争、政治、陰謀。 英雄として祭り上げられるほどに、彼の立場は重くなり、 選べない選択を突きつけられる場面も増えていく。 それでも彼は剣を握る。 誰かのために戦うことをやめられないまま。 英雄と呼ばれながら、最後まで“兵士”であろうとした男の物語。 これは、 勝者の物語ではない。 栄光の物語でもない。 それでも、確かに誰かの人生を背負って戦い続けた男の記録である。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/08
  • 現在の作品誰も守れない英雄の話