あらすじ
「エルド。おまえを国外追放に処す」
尋常ならざる努力と才能を認められ、史上最年少の十八歳で王国宮廷魔術師長に任命された若き天才──エルド。
宮廷魔術師長に任命された後の二年間も国のために尽力してきた彼は突如、国王から国外追放を言い渡される。
理由も語らず、ただ下卑た笑みを浮かべる国王。エルドに罵声を浴びせる妃や王子。嫉妬心に駆られ、エルドをおとしめる優秀な魔術師家系の令息。しかしエルドは、
「まあいいか。そろそろのんびりスローライフもしたかったし」
と思い国外追放を受け入れる。
エルドが王国を去った後、彼を慕っていた二人の側近は激怒し、エルドに教わった魔術で彼を追放したやつらに報復を始める──。