あらすじ
勇者として名を馳せる青年・マルク。
剣を振るい、仲間を導き、魔王討伐の最前線に立つ――
だが、その正体は「女」であった。
女であることに戸惑うこともあるが、
仲間の戦士たちの思いやりに支えられながら、
マルクは世界のため、
「勇者」という役割を背負い続けている。
旅の途中で出会うのは、
それぞれの事情と痛みを抱えながら、
それでも懸命に生きている女たち。
剣士、司祭、王女、魔族――
立場も種族も違えど、
彼女たちもまた、この世界の理不尽と向き合っている。
ときに笑い、
ときに剣を交え、
ときに「男らしさ」に振り回されながら。
戦いの先に待つのは、
魔王との決戦か、
それとも“自分自身”と向き合う選択か。
これは、
女であることの生きづらさを抱えながらも、
それでも前に進むことをやめなかった
女たちの物語。
勇者の様子が、少しおかしい――
だが、その違和感こそが、
この物語の始まりだった。