あらすじ

相川 恒一、三十二歳。
優しくて、聞き上手で、断らない。
気づけばいつも、隣には女性がいた。

桐島 玲奈、二十九歳。
綺麗で、隙がなくて、近づきがたい。
気づけばいつも、男たちが距離を詰めてきた。

二人とも、同じことで疲れていた。
――好かれること、追われること、選ばれること。

「本気で好きになれる相手と、すぐにでも付き合いたい」

その夜、二人は別々の場所で、同じ願いを胸に歩いていた。
そして不思議なことに、ほぼ同じ時間、ほぼ同じ路地で足を止める。

古びた木の扉。
消えかけた看板。

――不思議堂。

中にいるのが、救いか、遠回りか。
それはまだ、二人とも知らなかった。

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アルファポリス
アルファポリス2026/02/08
  • 現在の作品不思議な爺さんとモテすぎる男と女~急がば回れ道な恋