あらすじ
目が覚めたら、知らない天井。言葉の通じない巨人たち。
……異世界転生だ! と喜ぶと思ったか? 冗談じゃない!
ここは電気もガスもない、法整備も怪しい野蛮な世界だぞ!?
元日本人男性(慎重派)の俺が転生したのは、国一番の宮廷魔導師の名門、セレスティアル家の娘アリス。
しかも、腹の中には「魔力」という名の、いつ暴発してもおかしくないニトロ爆弾が詰まってる。
怖い! マジで怖い!
俺は生き残るため、震える手で必死に魔力を圧縮し、漏らさないように栓をした。
「魔力量は平凡以下だし、これで安全な落ちこぼれルート確定だな」と安心していたのに――。
「この針の穴を通すような魔力制御……まさか、天才か!?」
「すごいよアリス! 君の魔法は高圧洗浄機みたいだ!」
武闘派の父と、火力バカの兄が勝手に勘違いして、俺を最強の魔導師に育て上げようとしてくるんですが!?
違うんです、俺はただビビって縮こまってるだけなんです!