あらすじ
――――声は届かない。声は届かない。
早坂神社に呼び出された俺の前に、華やかな狩人の兄妹が現れる。
櫻坂ミズキと櫻坂詩織。
明るい兄と大人しそうな妹。
どうにも、二人は雪音さんと旧知の仲であるらしい。
実力派の二人に助けられ、異常現象退治は順調に進む。
ふと縁条市へ来た目的を尋ねると、妹は華やかな笑みでこう答えた。
「私は――――兄を殺したいんです」
『呪い持ちの狩人』という、破滅的な存在。
自身を犠牲にして異常現象を討伐する者の行く末とは。
――――――――私はいまも、あの夕暮れの中で迷子になっている――。
斬-the black side blood union-
「夕闇」編