あらすじ
「――勇者を誘惑し、教会の意のままに操るのです」
女神教会の聖女エリスは、そんな生臭い密命を胸に、魔王討伐の旅に出た。
相棒となる勇者レオンは、黒髪黒目のクールな美男子。寡黙で、常に冷静沈着、剣も魔法も完璧な人類の希望……のはずだった。
「……勇者様? なぜ虚空を見つめてニヤリとされているのですか?」
「……(『レア泥確定演出キタ』)」
「勇者様、なぜボス部屋の前で装備を全て脱ぎ捨てたのですか!?」
「……(『重量過多でバグるから』)」
彼に見えているのは「世界」ではなく「パラメータ」。彼が愛するのは「聖女」ではなく「効率」。
意図的な色仕掛けはスルーされ、ふとした瞬間のうなじにはガン見される!?
ゲーム知識(バグ技含む)を駆使する勇者と、ツッコミが追いつかない聖女の、異色すぎる魔王討伐ファンタジー