あらすじ
この世界では、
傷の深さも、魔力の残りも、
人は見た目と経験で判断する。
ただ一人を除いて。
冒険者レイには、
人・魔物・そして自分自身の
「どこまで耐えられるか」が、はっきりと見えていた。
強くはない。
派手な魔法もない。
弱点を突くこともしない。
彼がするのは、ただ一つ。
生き残るために、最短で終わる手順を選ぶこと。
逃げるべき時に逃げ、
押すべき時に押し、
倒せない相手には、勝たない。
柔らかな回復役ミレイア。
剛健な前衛ヴァルカ。
判断だけで戦場を制するレイ。
これは、
“数字を信じる男”が理解されないまま、
評価をひっくり返していく物語。