あらすじ
中央ギルド総務局で働くセリーヌは、正しさが通らない職場に、静かな違和感を抱え続けていた。
現場の被害を減らすための判断は、前例や上司の顔色によって退けられ、机上の秩序だけが守られていく。
その夜、彼女は酒場で一人酒を飲みながら、自分が何に迷っているのかと向き合う。
そして「本当はどうしたいのか」という一言に背中を押され、ついに決断する。
辞表を出し、安定した地位を捨て、向かう先は“問題児ギルド”と噂される辺境。
そこには、かつて彼女が信じた「正しい判断をする人」がいる。
これは、優等生だった一人の女性が、自分で選んだ道を歩き出す、最初の冒険の物語。