あらすじ
「拓、久しぶり!」
「本当、久しぶりだな」
「由紀子、来れなくて残念〜」
「奈緒によろしくって言ってたよ。そっちこそ、徹は来なかったのか?」
「…ちょっと別の用事があってね」
俺は数年ぶりに会う奈緒を駅まで迎えに来ていた。
俺と徹、奈緒、由紀子は中学から大学まで一緒だった。
大学卒業後、俺は地元で家業の酒屋を継ぎ、由紀子も地元で小学校の教師に、徹と奈緒は東京で就職。
そんな俺たちの母校である中学校が廃校になってから十数年。
今月末に取り壊しが決まった。
最後に通っていた中学校を見たいと奈緒が戻って来た—―—―…