あらすじ
ある日から、僕は正体不明の誰かと
透明なウィンドウ越しにチャットできるようになった。
名前も、年齢も、顔も分からない。
ただ、人生相談をすると、妙に現実的で、
そして少し先を知っているような返事が返ってくる。
その助言通りに買った宝くじは当たり、
未来は「偶然」では片付けられなくなった。
やがて分かる。
チャットの向こうにいるのは、
西暦2300年と2500年の人間だということ。
そして、彼らのどの未来にも存在しない
――キャンディ一つで超能力を発現させる技術。
未来は一つではない。
だが、選択するのはいつも「今」だ。
これは、能力の正体も知らない高校生が、
言葉だけで未来に介入してしまう物語。