あらすじ

「残念だけれど、お母さんの命はもってあと三週間……」 高校生になったばかりの稲司祝(いなもりほおり)は、医者にそう告げられて絶望する。 しかし、以前から妙に親切で、やたらと気にかけてくれていた医者はさらに言った。 「けれど、それは医学だけに頼れば、の話。実はお母さんを救う方法がまだ一つだけある」 そうして、幼馴染の少女•八尋(やひろ)と一緒に医者から紹介されたのは、幼い少年と少女の姿をした二匹の狛犬。 祝と八尋は、会うなりその二匹から泣きつかれるようにして懇願された。 未曾有の災厄を招こうとしている死神たちから、どうかこの国を救ってほしい——と。 唐突のことに、困惑する祝と八尋。 大災厄とは、いったいなんなのか。 その災厄を、死神がどうやって招くというのか。 そもそも、なぜそれを自分たちが止めなくてはならないのか—— いくつもの疑問が頭の中で渦巻くなか、祝たちの前に突如として死神が現れ、襲撃をはじめた。 恐るべき玄妙なる技を使って、死神は祝たちを追い詰める。 そんな絶体絶命の状況のなか、狛犬が祝に伝授したのは、神通術——神にも通ずる術であった。 即席ではあるものの、神通術を会得した祝は死神へと挑む。 そして、死神から告げられた言葉に驚愕する。 「おまえは、死神の隠し子なんだぞ」

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小説を読もう2026/02/07
  • 現在の作品死神の隠し子