あらすじ

鬼を討ち、魂魄を送り還し、世界を保つ。 それが、巫女姫とその従者たちに与えられた役割だった。 霊刀『名残月』を手に、葬送剣舞を舞い続ける巫女姫・桔梗。 人の魂魄が正しく輪廻に還るため、彼女は齢短くも定められた理に従い続けていた。 巨門童子、禄存童子、貪狼童子、文曲童子、廉貞童子、武曲童子。 すべて桔梗たちが、倒し、回避し、送り還してきた鬼たちだった。 そして、王城地下牢に封じられた最凶の鬼──破軍童子。 かつて世界の仕組みを変えようとし、理に拒まれ、鬼へと堕ちた存在。 巫女姫と鬼。 本来、決して交わるはずのない二つの運命は、やがて対話という形で交錯する。 世界を救うために、剣を振るうのか。 それとも、世界の理そのものを壊すのか。 鬼と巫女姫が辿り着いた答えは、『誰かの犠牲によって成り立つ世界』そのものへの、静かな反逆だった。 これは、剣で始まり、剣を置くことで終わる──鎮魂と救済の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/07
  • 現在の作品葬送剣舞 –送魂の巫女姫–