あらすじ
「魔法とは、精霊の戯れか。それとも――世界の『最小単位』が動く結果か」
魔法大会での失態を「魔力ゼロ」の公爵令嬢フランソワに救われ、屈辱に震える魔導真理学部の権威・ロッサム教授。 彼は、皇王ビアンカの巡幸という絶好の機会に、フランソワたちを公衆の面前で叩き潰すための「舞台」を用意する。
それは、かつて学園の歴史を塗り替えたとされる伝説の公開討論会―― 半世紀の封印を解き、50年ぶりに開催される『グランド・ディベート』であった。
挑まれたテーマは、魔法の根幹を揺るがす「万物精霊論」vs「原子論」。 国家の重鎮たちが注視する中、圧倒的な権威を背負うロッサム教授に対し、フランソワたちは「世界の真理」を証明するための旅に出る!
工業都市ギルテニア: 蒸気機関が唸る街で、運命を変える「天才研磨士」と出会う。
最北の地フェンリル・ベルク: 海軍特務艦艦長である兄セシルの力を借り、伝説の「蛍石」を求めて極寒の辺境へ。
真・顕微鏡の完成: すべてのピースが揃った時、人類は初めて「目に見えぬ理」を目撃する――。
「見えたわ。これが、世界を形作る本当の姿よ!」
50年の時を経て幕を開ける、精霊と原子のプライドをかけた決戦。 ハーベストムーンの夜、フランソワは再び「理外」の知恵で世界を解き明かす!