あらすじ
事故で死んだ俺は、
神を名乗る存在から条件を突きつけられた。
――人類側の魔術学園を卒業できたら、天国に行かせてやる。
拒否権はない。
生存の代償として、俺は魔王の管理下に置かれる。
契約違反は即死。
許されているのは、生き延びることだけだった。
与えられた能力は、戦う力ではない。
魔力の流れや兆候を“観る”だけの観測能力。
正体を隠して潜入した国立魔術高等学園は、
才能と成果だけが評価される、人類最強の場所だった。
神に人生の終点を、
魔王に途中を、
人類社会に現在を握られたまま、
俺は“観測者”として生き残る。